一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 世界で初めての完全油圧式ハイブリット配達用車両を開発へ
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.02.28 【情報源】/2005.02.10 発表
EPAは、UPS社、イートン社、インターナショナル・トラック・アンド・エンジン社、及び陸軍全国自動車センターと協力して、世界初の完全油圧式ハイブリッド都市型配達用車両を開発している。バス、ゴミ収集車、宅配車両などの都市型配達用車両は、停車と発進を繰り返すことが多いことから、この技術は特に重要となる。この技術には、汚染の削減と燃料効率の向上といったメリットがある。
この技術は、同じくEPAの全国自動車燃料排出研究所(ミシガン州アノーバー)で開発、特許化された「クリーン・ディーゼル燃焼(CDC)」技術と相俟って、世界で最もクリーンで、燃費効率も高い、費用効果的な都市型配達用車両を製造するのに用いられている。これらの技術を用いた車両は、NOx排出量が90%削減され、NOxの後処理への追加費用なくして、2010年のディーゼル排出基準を達成することができる。また、燃料効率も、60−70%向上する。この技術を用いた、典型的な都市型配達用車両は、年間で2500ドル(26万2500円)の燃料代を節約することができる。【EPA】