一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都で実証試験を行うVOC処理技術2件を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2005.02.01 【情報源】環境省/2005.02.01 発表
「環境技術実証モデル事業」で有機塩素系脱脂剤処理技術(VOC処理技術)の実証試験実施機関である東京都は、都内での実証試験対象技術として2件の技術の採択を平成17年2月1日までに決定した。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
有機塩素系脱脂剤処理技術分野で評価対象となる技術は、めっき・金属加工業などで使用されている脱脂洗浄装置からの排ガスを吸着、冷却凝縮、液体吸収などの方法で処理する、後付け可能な技術。
募集期間中に2件の申請があり、技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行った結果、2件とも採択が決定した。
採択されたのは(株)モリカワの「圧縮深冷凝縮方式溶剤ガス回収装置S−150WACW」とシステムエンジサービス(株)の「有機塩素系ガス回収装置」。
今後は実証機関で実証試験計画を策定の上、実証試験が実施。17年3月までには試験結果報告がまとめられる予定。【環境省】