一般財団法人環境イノベーション情報機構
京都議定書目標達成に向けた新計画策定に意欲 第162回国会の小泉首相施政方針演説
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2005.01.21 【情報源】首相官邸/2005.01.21 発表
平成17年1月21日、小泉首相は第162回国会での施政方針演説を行った。この演説の冒頭小泉首相は、新潟県中越地震やインドネシア・スマトラ島沖地震など16年に発生した大規模災害による被害に触れ、国内被災地の復旧にむけた補正予算の編成、インド洋沿岸各国の援助の状況などを説明。
続いて、テロ対策や少子高齢化対策など「安全・安心の確保」、民営化や自治体への権限・財源移譲、経済活性化、都市と地方の再生、新しい時代を切り拓く人材の育成、科学技術の振興と地球環境問題への対応、外交−−などの問題をとりあげた。
このうち環境問題については「環境保護と経済発展の両立は可能であり、これを実現するのは科学技術である」との認識のもとに、人間と自然が共生していくための未来技術を示す「愛・地球博」の開催を紹介したほか、京都議定書発効に対応した新たな目標達成計画の策定、5年以内の大規模不法投棄撲滅、循環型社会構築に向けた閣僚級国際会議の開催−−などの取り組み内容を示した。【首相官邸】