一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度の産廃総排出量約3億9,300万トンに
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2005.01.21 【情報源】環境省/2005.01.21 発表
環境省は平成17年1月21日づけで、14年度の産業廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。14年度の全国の産業廃棄物の総排出量は約3億9,300万トンで、13年度に比べ、約700万トン(約1.8%)減少した。産廃排出量は2年度以降おおむね横ばいで推移しているが、8年度以降はやや減少傾向がみられる。
業種別排出量では13年度と同様、農業(総排出量中22.9%)、電気・ガス・熱供給・水道業(同22.8%)、建設業(同18.7%)、パルプ・紙・紙加工品製造業(同7.7%)、鉄鋼業(同6.7%)、化学工業(同4.3%)の上位6業種で総排出量の約8割を占める結果となり、廃棄物の種類別排出量も13年度同様、汚泥(46.4%)、動物のふん尿(22.8%)、がれき類(14.1%)の上位3品目だけで総排出量の約8割に達していた。
なお排出された産廃全体の46.3%にあたる約1億8,200万トンが再生利用され、10.1%にあたる約4,000万トンが最終処分されている。
これらの数字はいずれも13年度とほぼ同程度。
ただし最終処分場の残存容量は15年4月1日現在で、約1億8,178万立方メートルで残余年数4.5年分という厳しい状況が続いている。【環境省】