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環境ニュース[国内]

欧州環境閣僚理事会 オーフス条約批准、電池指令に合意

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.01.12 【情報源】/2004.12.20 発表

 2004年最後の欧州環境閣僚理事会が、12月20日、ブリュッセルで開催され、オーフス条約の批准及び新電池指令案について、政治的合意に至った。ディマス環境委員にとっては、11月に就任してから、初めての環境閣僚理事会となった。
 オーフス条約は、環境情報へのアクセス、市民の意思決定への参加や司法手続きへのアクセスを保証する条約である。今回の閣僚理事会では、EUとしてオーフス条約を批准することに加え、同条約の条文をEUの機関や組織に適用する規則についても合意された。EUは1998年に同条約に署名しており、2003年には、環境情報へのアクセス及び環境関係の意思決定への公衆参加に関する2つの指令が閣僚理事会で採択されている。なお、司法へのアクセスに関する指令は、2003年10月に欧州委員会から提案され、まだ、閣僚理事会で検討されている段階である。
 新電池指令は、全ての使用済み電池を回収・リサイクルし、焼却されたり廃棄されたりすることを防ぐことを目的としている。電池の回収・リサイクルについては、拘束力のある目標が設定され、過去3年間の平均年間販売量の25%あるいは45%を回収することとされた。また、ポータブル・カドミウム電池については、一部利用が禁止されることとなった。
 この他、EUの中長期的な気候変動政策、リスボン戦略に関するコック・オランダ元首相の報告書などについて決議がなされた。また、新化学物質規制案(REACH)、新たな財源措置である「LIFE+」について意見交換が行われた。【欧州委員会環境総局】・【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)


下記アドレス:欧州委員会プレスリリース(オーフス条約関係)

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