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環境ニュース[国内]

NGO531団体が参加 全国2,545地点の水環境調査結果を公表 

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2004.12.24 【情報源】国土交通省/2004.12.24 発表

 国土交通省のよびかけにより、平成16年6月6日を中心に実施された、全国規模の身近な水環境一斉調査の結果が、16年12月24日までにまとまった。
 この調査は水環境に関する取組みを行っている全国の市民団体の代表者らが実行委員会を結成して行ったもので、河川、水路、ため池などの身近な水域で、簡単な道具、試薬を使ってCODを測定したもの。マニュアルに基づいた同一手法でほぼ同じ日に調査を行ったことが特徴。
 公表内容によると、調査河川数は749、地点は2,545地点で、参加市民団体は531団体、参加人数は4,047人以上にのぼった。
 測定誤差を最小にするために全測定地点の90.1%の2,249地点で3回の測定が実施され、3回測定した値の中央値をその地点のCOD値として記録したが、その結果では、CODが「8mgO/L以上」になった測定地点が最も多く22.1%、「7mgO/L」は5.9%、「6mgO/L」は7.5%、「5mgO/L」は3.4%、「4mgO/L」は14.1%、「3mgO/L」は8.4%、「2mgO/L」は16.1%、「1mgO/L」は9.1%、「0mgO/L」は13.4%。これらの結果は全国の「水環境マップ」にも反映された。
 なお国土交通省はこの測定法の測定限界である8mgO/L以上を示す測定地点が多かったことから、次回調査以降8mgO/L以上の結果が出た場合は希釈法などにより数値化することを検討するとしたほか、今回の調査で散見された調査データの未記入や調査地点座標の確認方法不統一などの問題を解決するために、より使いやすいマニュアルに改訂するとの方針を示している。【国土交通省】

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