ＷＣＰＦＣ第１回委員会会合がミクロネシアで開催

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.12.15 【情報源】水産庁／2004.12.14 発表

　２００４年１２月６・７日の両日、ミクロネシアのポンペイで中西部太平洋まぐろ類条約（ＷＣＰＦＣ）第７回準備会合が開催され、続いて９・１０日に同条約第１回委員会会合が開催された。
　この会合は２００４年６月に発効したＷＣＰＦＣに基づき、これまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋での資源管理の運営体制を検討するもの。
　（１）北緯２０度以北の資源の保存管理措置を決定する北委員会の手続規則、（２）台湾が漁獲能力抑制に関する決議に違反して増隻した大型まき網漁船の減船問題、（３）保存管理措置−−などが議題となり、（１）については第５回準備会合で作成された北委員会手続規則案が無修正で採択され、北委員会の予算、事務局設置場所、人事などは関係国で協議し第２回委員会に報告することになった。
　また（２）に関しては、日本、台湾、パプアニューギニアなどの関係国で削減計画確定に向けた取組みを実施し、その結果を第２回委員会に報告すること、（３）については、過剰漁獲状態にあるメバチ・キハダの保存管理措置の検討が第２回委員会で開始されることが決定した。【水産庁】