一般財団法人環境イノベーション情報機構
森林認証制度の比較調査結果を発表
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2004.11.26 【情報源】/2004.11.09 発表
イギリスのモーレイ環境大臣は、持続的に管理された森林から、合法的に伐採された木材を認証する「森林認証制度」についての調査結果を明らかにした。調査は、プロフォレスト社と環境資源管理社が行ったもので、カナダ規格協会(CSA)や森林管理協議会(FSC)など、5つの森林認証制度について評価した。調査結果によると、CSA及びFSCの森林認証は、持続的に管理された森林から、合法的に伐採された木材であることを保障するものと認められるという。この2つの認証制度は、イギリス政府が定める持続可能な森林管理の定義を満たしている。
一方、森林認証制度支援プログラム(PEFC)、北アメリカの持続可能な林業イニシアティブ(SFI)及びマレーシアの木材認証協議会(MTCC)の認証制度は、合法的に伐採された木材の認証としては受け入れられるが、イギリス政府のモデル仕様書に定義されている持続可能な木材の認証としては、十分認められるものではないことが明らかとなった。
政府は、11月9日より6ヶ月の期間を設け、関係企業や認証団体に、契約慣行を改善するよう求める。【イギリス環境・食糧・地方事業省】