一般財団法人環境イノベーション情報機構
バーゼル条約第7回締約国会議 POPs廃棄物管理のための2技術ガイドラインを採択
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.11.01 【情報源】環境省/2004.11.01 発表
2004年10月25日から29日まで、スイスのジュネーブで「バーゼル条約第7回締約国会議(COP7)」が開催された。今回の締約国会議には、タンザニアなどの閣僚を含む100か国以上の代表者が出席。
(1)地球規模で廃棄物処理についてのパートナーシップを構築するために、「有害廃棄物最小化」、「製品の全ライフサイクルを考えた化学物質と有害廃棄物処理のための取組み」、「統合的廃棄物管理」、「地域的な取組み」を柱とするの閣僚声明が採択されたほか、(2)POPs(残留性有機汚染物質)廃棄物について適正管理を行うための技術ガイドラインとして「総合ガイドライン」、「PCB/PCT/PBBについてのガイドライン」が採択された。
また(3)船舶の解撤についてバーゼル条約、国際労働機関(ILO)、国際海事機関(IMO)の3機関による合同作業部会を設置すること、(4)廃塩化ビニール被覆電線のうち一定の有害性を有するものを附属書8(バーゼル条約該当物)、それ以外を附属書9(非該当物)にわけて分類すること、(5)OECD諸国から非OECD諸国に対する有害廃棄物輸出の原則禁止を定めた改正禁止令発効のためには締約国の4分の3である120か国以上の批准が必要であること−−などの内容が決定・確認された。
次回締約国会合は、2006年にケニアで開催される予定。【環境省】