一般財団法人環境イノベーション情報機構
IAEAの運転管理評価チームが柏崎刈羽4・6号機の運転管理状況を評価へ
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.10.29 【情報源】原子力安全・保安院/2004.10.28 発表
2004年11月1日から17日まで、国際原子力機関(IAEA)の運転管理評価チーム(OSART:Operational SAfety Review Team)が新潟県にある、東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所4号機・6号機の運転管理状況評価を実施することになった。OSARTは、IAEAによって編成され、発電所運営上の安全性についての詳細評価を実施する国際的専門家によるチーム。メンバー国からの要請に基づきIAEAの原子力安全基準、国際的に優れた原子力発電所の実経験に照らした評価を実施し、その結果をもとにした改善提案や助言をIAEAメンバー国と事業者に報告している。
今回の状況評価は2003年7月に東京電力(株)からの要請を受けた原子力安全・保安院がさらにIAEAに要請し、同年8月にIAEAが実施を正式決定していたもの。
なお柏崎刈羽発電所の7基の原発は、新潟県中越地震発生後も、運転に支障がある設備被害が報告されていないとして、定期検査中の4号機を除き定格出力で運転を継続中。【原子力安全・保安院】