第２次環境基本計画の第３回点検結果案への意見募集開始

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2004.10.28 【情報源】環境省／2004.10.28 発表

　中央環境審議会は平成１６年１０月２８日、第２次環境基本計画に基づく施策の進捗状況について第３回点検結果案を公表し、この案について１６年１１月１１日（必着）まで意見募集を行うことにした。
　環境基本計画は環境基本法に基づいた、環境保全に関する総合的・長期的な施策の大綱を定める計画で、第２次環境基本計画は平成６年に策定された第１次環境基本計画を見直し、平成１２年１２月２２日に閣議決定されたもの。
　計画に基づく施策の進捗状況については、毎年中央環境審議会が「国民各界各層の意見も聴きながら点検」し、必要に応じ「政府に報告」するとされており、今回は１４年・１５年に続き第３回目の点検にあたる。
　なお今回の点検案は、過去２回の点検で重点点検項目となっていなかった「環境投資の推進」、「地域づくりでの環境への取組み推進」、「環境分野での国際的寄与・参加の推進」の３分野への取り組みを重点対象として実施され、各分野で打ち出されている施策の状況や課題などが整理された。
　たとえば「環境投資の推進」にむけての施策の課題としては（１）定義の明確化、指標開発、統計データ整備、（２）国の環境保全経費の効果的運用、（３）公共部門の環境投資の評価材料となる環境アセスメント手法の充実、（４）環境報告書、環境会計の取組み拡大、（５）金融面での環境配慮の取組み拡大、（６）投資を促進する環境分野の科学技術研究推進、（７）投資を促進する地球環境変動観測の充実−−があげられている。
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。【環境省】