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環境ニュース[国内]

三菱マテリアルが総合研究所で発見された放射性物質への措置を文科省に報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.10.21 【情報源】文部科学省/2004.10.12 発表

 三菱マテリアル(株)は埼玉県さいたま市の同社総合研究所の床下から、平成16年8月にガラスびん21本に入った放射性物質がみつかった件への措置状況をまとめ、16年10月12日に文部科学省に報告を行った。
 この放射性物質は、三菱マテリアルが旧核燃料試験研究施設の整備工事に並行して行っていた施設関連文書の再精査と退職者からの聞き取り調査で得た情報によりみつかったもので、発見後、文部科学省としては(1)同研究所放射性廃棄物保管廃棄施設での適切な管理、(2)発見場所の汚染除去、(3)その他記録にない放射性物質が存在についての徹底調査−−などの措置の実施を同社に指導していた。
 今回の報告はこれらの措置の進捗状況を示したもので、(1)については、現在ガラスびん(12本が天然ウラン、9本がトリウムと判明)をビニールで梱包した上、ドラム缶に収納し、同研究所放射性廃棄物保管廃棄施設で管理していること、(2)については発見場所を検出限界値(0.18ベクレル)未満に除染し、その際回収したコンクリート片や土壌は、土のう袋とビニール袋で二重に梱包した上で、金属製角型容器又はドラム缶に収納し、放射性廃棄物保管廃棄施設で管理していること−−が記述されている。
 また(3)については、使用中の建物・現在は使用していない建物のいずれについても、床下も含めた内部に内容不明な放射性物質がないことを確認したとしており、また今後、建物を除いた所内全域を調査するとの方針が示されている。【文部科学省】

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