一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都が実証試験対象の酸化エチレン処理技術2件を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.09.29 【情報源】環境省/2004.09.28 発表
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、酸化エチレン処理技術の実証評価機関に決定した東京都は、都内で実証試験ができる酸化エチレン処理技術の採択案件2件を平成16年9月28日までに決定した。環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
今回の評価対象となっている技術は、医療機関や製薬工場で使用されている酸化エチレン滅菌装置からの排ガスを、酸化触媒反応、燃焼、加水反応などの方法により適切に処理する、後付け設置が可能な技術。
募集期間中に3件の申請があったが、技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行った結果、最終的に(1)液化炭酸(株)の「EOG(酸化エチレンガス)除害装置 EJ−250L型」と(2)(株)島川製作所の「酸化エチレン処理装置 PurEo」の2件が決まった。
今後は実証機関で実証試験計画を策定の上、実証試験が実施。17年1月までには試験結果報告がまとめられる予定。【環境省】