一般財団法人環境イノベーション情報機構
IPCC主催「産業技術の開発、移転、普及に関する専門家会合」開催へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.09.15 【情報源】経済産業省/2004.09.14 発表
2004年9月21日から23日にかけ、東京・千代田区の都市センターホテルでIPCC(気候変動に関する政府間パネル 注1)の主催による「産業技術の開発、移転、普及に関する専門家会合」が開催されることになった。今回の会合は2007年完成予定の第4次評価報告書に対する産業界の貢献を拡大することをめざし、産業技術の開発、移転、普及に関しての発表と情報・意見交換を行うもの。
IPCCがこれまで作成してきた気候変動に関する第1〜3次評価報告書に産業部門の視点が十分反映されていなかったとの反省に基づいた企画だ。
なおこの会合には、パチャウリIPCC議長をはじめとするIPCC関係者、第4次評価報告書の執筆を担当する学識経験者のほか、トヨタ、新日鐵などの企業、電気事業連合会などの関連団体から代表者、専門家が参加する予定。
(注1)気候変動によるリスクや影響、その対策に関する科学的・技術的・社会経済的な知見をとりまとめて評価し各国政府に対して情報提供することを目的とした政府間機構。世界気象機関と国連環境計画の協力の下1988年に設立された。評価報告書は気候変動に関する政府間交渉の重要な基礎文献となっている。【経済産業省】