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環境ニュース[国内]

アカウミガメ産卵の海岸に車両乗入規制 足摺宇和海国立公園の公園区域・計画変更案

自然環境 自然公園】 【掲載日】2004.09.10 【情報源】環境省/2004.09.10 発表

 環境省は、足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園の公園区域・公園計画の変更を行うにあたり、平成16年10月12日まで変更案について意見募集を行う。
 国立公園は四国の西南端、愛媛県から高知県にかけての海岸沿いに位置する公園で、足摺岬を中心とする隆起海岸の豪壮な断崖が連なる景観と北部の宇和海を中心とするリアス式海岸の繊細な景観、色彩豊かな海中景観が特色となっている。
 今回の変更は、(1)建物が建ち並び国立公園の資質を失っている高知県土佐清水市内の一部区域(面積8ヘクタール)を公園区域から削除する、(2)アカウミガメが産卵するために上陸する下ノ加江海岸について車馬の乗入規制地区を指定する、(3)愛媛県南宇和郡西海町内のウミトサカ類や熱帯魚類などの生息地域3か所計13.3ヘクタールを海中公園地区に指定する、(4)愛媛県南宇和郡西海町内で現行の海中公園地区と同等の海中景観を持つ周辺地域16.9ヘクタールを海中公園地区に追加する−−などが含まれている。
 このうち下ノ加江海岸は、14年に総務省が行った国立公園行政に関する行政評価で、車両乗入規制を行っていないためウミガメの産卵巣数が減少したとして改善が勧告されていた。
 なお、提出された意見については、概要をとりまとめて公表するとともに、中央環境審議会自然環境部会に報告される予定。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【環境省】

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