一般財団法人環境イノベーション情報機構
物流のCO2削減強化めざし「グリーン物流パートナーシップ会議」設置
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.09.06 【情報源】国土交通省/2004.09.06 発表
経済産業省、国土交通省、(社)日本経済団体連合会、(社)日本物流団体連合会、(社)日本ロジスティクスシステム協会は産業界と物流業界の協働によるCO2削減を検討する場として「グリーン物流パートナーシップ会議」を設置することにした。この会議は、現行の地球温暖化対策推進大綱に基づいた対策を講じても、2010年時点の排出量が目標値を大きく上回ると予測されたことを踏まえ、荷主と物流事業者の物流面でのパートナーシップを拡大し、物流分野におけるCO2排出量削減策の強化をめざすもの。
(1)荷主と物流事業者によるパートナーシップ計画策定のためのルールづくりや優良事例(ベストプラクティス)の普及広報、(2) 荷主・物流事業者による具体的なパートナーシップ計画策定とその追跡調査、(3)荷主・物流事業者による「グリーン物流総合プログラム(注1)」への取組みに対する支援−−などに取りくんでいく予定。
また特に先進的なプロジェクトについては国の予算措置による支援を検討していく方針で、この支援のために経済産業省では5億3,000万円、国土交通省では5億5,000万円を2005年度予算概算要求額に盛り込んでいる。
(注1)2004年6月に策定された「国土交通省環境行動計画」に盛り込まれたプログラムで荷主と物流事業者が協力して燃料消費量の削減を図るための計画づくりを促進するとともに、計画実現のための環境整備に取り組むとしている。【国土交通省】