一般財団法人環境イノベーション情報機構
2.5トン超の重量車を省エネ法の特定機器に 検討会設置
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.08.30 【情報源】国土交通省/2004.08.27 発表
国土交通省は、車両総重量2.5トン超の重量車を、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」の「特定機器」の対象に追加するために「重量車燃費基準検討会」を設置し、16年9月2日に第1回検討会を開催することにした。自動車から排出されるCO2のうち貨物重量車からの排出は約24%を占めており、その燃費向上は温暖化対策の重要な課題。しかしこれまでは燃費測定方法が確立されていないなどの理由で、燃費基準が定められていなかった。
今回の検討により重量車が省エネ法の「特定機器」に追加されると、目標年度内までに重量車全車種の燃費効率を、現在市販されている車種中最も良好な車種レベルの目標値(トップランナー基準)以上に改善することが義務づけられることになる。
なおこの「重量車燃費基準検討会」の設置とともに、経済産業省でも同じ委員メンバーによる「総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会自動車判断基準小委員会」を別途設置。具体的な審議は2つの委員会が合同で行う形をとる。【国土交通省】