地球環境・気象防災対応業務を強化　１７年度気象庁組織改正案

　気象庁は平成１６年８月２６日、同庁の１７年度組織改正要求案を発表した。
　今回の組織改正の柱は（１）地球環境監視と国際連携、（２）気象災害の防止・軽減のための気象観測、情報収集、提供－－の２分野の強化。
　具体的な改正内容案としては、（１）については地球環境に関する観測・予測業務や海洋モニタリングに関する業務を一元的に扱う「地球環境・海洋部」を新設し、同部に「地球環境業務課」や「環境気象管理官」を設置すること、（２）については気象衛星に関する長期的な整備・利活用計画の策定機能を強化した「気象衛星課」を観測部に新設すること、気象防災情報高度化に関する関係機関の調整を専門的に行う「気象防災情報調整官」を予報部業務課に設置すること－－などの内容が示されている。【気象庁】