一般財団法人環境イノベーション情報機構
地域でのエネルギー起源CO2排出抑制プロジェクト17件を採択
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.08.16 【情報源】環境省/2004.08.05 発表
環境省は地域でのエネルギー起源二酸化炭素排出抑制プロジェクトに対する平成16年度補助事業で、多数の応募案件の中から17件を採択することを16年8月6日、明らかにした。今回公募対象となったのは、(1)温室効果ガス排出抑制効果が高い、(2)内容や方法に先進性、独自性がある、(3)地域の温暖化対策に効果がある、(4)次年度以降に自立した事業運営が可能、(5)他地域への応用性が高く社会的波及効果が大きい−−などの条件を満たしたNPOや住民が取り組む地域での省エネ・代替エネルギー利用促進プロジェクト。
今回採択された17件のうち、省エネプロジェクトは、「地域の販売店との協力による省エネ家電の普及(1プロジェクト)」、「荷主と運送業者との協力による空コンテナの利用促進(1プロジェクト)」、「地域の事業者との協力によるアイドリングストップやエコドライブ推進(3プロジェクト)」、「学校や子供たちとの協力による地域の省エネ対策推進(3プロジェクト)」、「家庭での省エネ推進(1プロジェクト)」、「中小事業者オフィスでの省エネ対策の促進(1プロジェクト)」の10件。
代替エネルギー利用促進プロジェクトは、「寄付金や市民出資による風力発電所普及(2プロジェクト)」、「同太陽光発電所普及(1プロジェクト)」、「廃食用油の自動車燃料としての利用(2プロジェクト)」、「電気自転車や電気スクーターによる臨海地域へのアクセス網整備(1プロジェクト)」、「木質ペレットの暖房利用(1プロジェクト)」の7件。
採用された案件には1件あたりの最大1,000万円の委託事業費が補助され、17年春にはそれぞれマニュアルを作成し全国に事業の普及を進めることになる。【環境省】