一般財団法人環境イノベーション情報機構
廃棄物焼却施設からの15年ダイオキシン類排出総量、9年より98%削減
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.08.06 【情報源】環境省/2004.08.06 発表
環境省は平成14年12月1日から15年11月30日までの1年間を対象とした、全国の廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類濃度の測定結果や濃度測定結果をもとにしたダイオキシン類排出量の推計結果をまとめ、16年8月6日付けで公表した。推計によるとこの1年間に全国の廃棄物焼却施設から排出されたダイオキシン類総量は約145グラム。うち、一般廃棄物焼却施設からの排出は約71グラム、産業廃棄物焼却施設からの排出は約74グラムであるとされた。
前年の同時期(13年12月1日から14年11月30日まで)の廃棄物焼却施設からのダイオキシン類排出量の推計結果は約635グラムとされているため、1年間で約77%排出が削減されている。また政府の「ダイオキシン対策推進基本指針」などで排出削減の基準年として想定されている平成9年の推計排出量約6,500グラムとの比較では、約98%削減されていることになる。【環境省】