一般財団法人環境イノベーション情報機構
15年度の家電4品目の不法投棄台数 14年度より6.2%増
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2004.08.06 【情報源】環境省/2004.08.06 発表
環境省は平成15年度の家電リサイクル法対象4品目と廃パソコンの不法投棄台数調査結果をまとめ、16年8月6日付けで公表した。この調査は14年度と15年度の廃家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)の不法投棄データを持つ約3100市区町村を対象に実施されたもの。
15年度の4品目別の不法投棄台数は、エアコンが1万7,138台、テレビが8万8,331台、冷蔵庫が3万8,006台、洗濯機が3万1,505台で4品目合計では17万4,980台となった。
また14年度と15年度の累計不法投棄台数を品目別に比較した結果では、15年度の不法投棄台数がエアコンで698台(3.9%)減少、テレビで5,829台(7.1%)増加、冷蔵庫で2,511台(7.1%)増加、洗濯機で2,614台(9.0%)増加しており、総計では1万256台(6.2%)の増加となっていた。
環境省はこの結果について「廃棄台数に対する不法投棄台数の割合は14年度とほぼ同じ1〜2%の間で推移しているが昨年度と比較すると台数は増加しており、引き続き注意する必要がある」とのコメントを示している。
一方、廃パソコンについては2,634市区町村の15年度10〜3月期のデータで、デスクトップ型パソコンが合計1,315台、ノート型パソコンが合計368台、CRT(ブラウン管)ディスプレイが合計1,324台、液晶ディスプレイが合計88台、4品目の総計で合計3,095台が不法投棄されていたという。【環境省】