一般財団法人環境イノベーション情報機構
3機関が実証試験対象の山岳トイレ対策技術計3件を決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.07.15 【情報源】環境省/2004.07.15 発表
環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、山岳トイレ技術の実証評価機関に決定した静岡県、神奈川県、特定非営利活動法人山のECHOは、それぞれの県内の山岳・山麓地域(山のECHOは山岳・山麓地域であればOK)で実証試験ができる山岳トイレ対策技術の採択案件各1件を平成16年7月15日までに決定した。今回の実証試験の対象案件募集では、募集期間中に静岡県に対し2件、神奈川県に対し1件、山のECHOに対し5件の申請があったが、申請された技術の実証可能性、技術の先進性、環境保全効果などの点について評価を行い、最終的に計3件の採択が決まったもの。
静岡県の採択技術は(有)山城器材のかき殻を利用した浄化循環式トイレ、神奈川県の採択技術は(株)リンフォースの土壌処理方式トイレ、山のECHOの採択技術は(株)オリエント・エコロジーの常流循環式汚水処理システム。
環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。今後は各実証機関で技術ごとの実証試験計画を策定の上、実証試験が順次実施されることになる。【環境省】