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環境ニュース[国内]

常設事務局の初代事務局長を選出 第27回南極条約協議国会議

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.06.17 【情報源】外務省/2004.06.09 発表

 2004年5月24日から6月4日まで、南アフリカのケープタウンで第27回南極条約協議国会議が開催された。
 南極条約は、南極地域の領土権主張の凍結と平和利用、科学調査の自由と国際協力促進など内容とする条約で1961年に発効している。2004年6月現在の締約国は45か国で、うち南極で科学調査を実施している28か国が協議国となり、海洋生物資源や環境保護といった特定の議題について議論するために定期的に会合を開催している。
 今回の会合では(1)南極条約体制の運用、(2)南極特別保護地区管理計画など南極の環境保護、(3)環境保護議定書の損害責任附属書の作成、(4)南極観光−−などの問題が議論された。
 このうち1998年の第22回協議国会議以来、検討を重ねている環境保護議定書の損害責任附属書については、今回の会合でも合意はされず、次回協議国会議以降に持ち越された。
 一方南極条約の運用については、2003年に常設事務局をブエノスアイレスへに設置することが合意されたことを受け、初代事務局長の選出が行われ、オランダのヨハネス・フーバー氏が決定した。2004年9月1日に事務局が発足する予定だ。
 このほかには南極条約環境保護議定書にカナダが加入したことが報告された。【外務省】

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