はえ縄漁業規制、インド洋も対象に　「承認漁取締り省令」改正案への意見募集開始

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.06.14 【情報源】水産庁／2004.06.14 発表

　水産庁は「承認漁業等の取締りに関する省令」の改正案を公表し、この案について平成１６年７月１日まで意見募集を行うことにした。
　大西洋海域で営まれるはえ縄、刺し網、かご漁業については「承認漁業等の取締りに関する省令」の第１条第１項第６号「大西洋はえ縄等漁業」により操業規制が行われている。
　今回の改正は、インド洋ではえ縄漁業を行うことを希望する漁業者が新たに出てきたことから、今まで「大西洋はえ縄等漁業」の規制対象となっていなかったインド洋を新たに規制対象海域に加え、名称を「大西洋等はえ縄等漁業」に改めるもの。
　日本は、公海上で操業する漁船の旗国（船舶登録国）の責任を明らかにすることを目的とした国際協定「公海上の漁船による国際的な保存・管理措置の遵守を促進するための協定（通称：フラッギング協定）」を受諾していることから、公海上での漁業を許可制にすること、インド洋上の外国の排他的経済水域においても、責任ある漁業国として日本船籍の漁船の操業に制限措置を行う必要がある。【水産庁】