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環境ニュース[国内]

超低レベル放射性廃棄物 放射性廃棄物としての取扱い解除検認制度案への意見募集開始

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.06.10 【情報源】原子力安全・保安院/2004.06.09 発表

 総合資源エネルギー調査会の原子力安全・保安部会廃棄物安全小委員会は原子力施設のクリアランス制度の整備についての報告書案をまとめ、この案について平成16年7月8日まで意見募集を行うことにした。
 クリアランス制度とは、原子力施設から排出される廃棄物のうち、放射線汚染レベルがきわめて低い廃棄物について放射性廃棄物としての取扱いを解除する仕組みのことで、今回の報告書は放射性廃棄物としての取扱いを解除してもよい汚染レベル(クリアランスレベル)を検認する制度の内容、検認方法の技術要件などをまとめている。
 技術要件としては放射性核種ごとに年間10マイクロシーベルトに相当する放射性核種濃度を目安値として設定し、各核種の目安値に対する比の総合計が1を超えないことをクリアランスレベルの判断基準として設定。
 検認制度としては、国が「測定・判断方法」を認可したのちに、事業者がこの方法に基づき具体的な対象物の測定・判断を行い、再度国が測定・判断結果を確認するとしている。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【原子力安全・保安院】

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