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環境ニュース[国内]

PCB廃棄物処理基本計画変更案への意見募集結果を公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.05.11 【情報源】環境省/2004.04.28 発表

 環境省は平成16年4月9日から23日まで実施していた、ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物処理基本計画の変更案への意見募集結果をまとめ、16年4月28日付けで公表した。
 今回の改正はPCB廃棄物の処理体制が未整備である15県から排出されるPCB廃棄物受け入れを北海道と室蘭市が受諾したことを受け、「北海道ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業」の事業対象地域に15県を追加したほか、施設能力を1日あたり約0.2トンから1.8トンに引き上げた。
 さらに、16年4月にPCB廃棄物処理事業を担当していた環境事業団が解散し、日本環境安全事業(株)に事業が承継されたことを踏まえ、計画中の「環境事業団」とある名称を「日本環境安全事業株式会社」に変更することや、OFケーブル(絶縁油を用いる地中送電線)設備から微量PCBが検出された事件を踏まえ、低濃度PCBに汚染された絶縁油を含むトランス(変圧器)の処理についての記述を変更すること−−なども盛り込まれていた。
 公表内容によると、寄せられた意見は19件で、低濃度PCBに汚染されたトランスの処理について、PCB廃棄物として取り扱う範囲の明確化や高濃度PCB廃棄物とは別の処理体制の構築などを求める内容だった。
 この意見に対し環境省は、低濃度PCB汚染トランスの処理については、今後、低濃度PCB汚染物対策検討委員会で追加調査を行い、混入トランスの特定を行うとともに、処理の基本的方向について検討すると説明。今回の意見は検討会で十分参考にすると回答した。【環境省】

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