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環境ニュース[国内]

中西部太平洋まぐろ類条約第6回準備会合 事務局組織が合意

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.04.27 【情報源】水産庁/2004.04.26 発表

 2004年4月19日から23日まで、インドネシアのバリ島で中西部太平洋まぐろ類条約(WCPFC)の第6回準備会合が開催された。
 この会合は2004年6月に発効予定のWCPFCに基づき、これまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋での資源管理の運営体制の検討を行っているもの。
 今回の会合には日本、韓国、中国、米国、オーストラリアなど計29か国・地域が参加し(1)漁獲能力管理、(2)監視取締り、(3)財政、事務局組織、(4)科学組織、(5)北緯20度以北の資源の保存管理措置を決定する北委員会の手続規則案−−などが議題となった。
 このうち、漁獲能力管理については、第5回準備会合で「決議違反活動を全メンバーに情報提供する」との内容が決議されたことに基づき、日本が台湾で大型まき網船の増隻など漁獲能力増大措置が行われているとの情報を提出したところ、多くのメンバーから台湾の行動に懸念が示され、2004年7月にこの問題を協議する会合を日本で開催することが合意された。
 また監視取締りについては、漁船登録や船体表示の問題が優先事項として集中的に議論され、原案が作成された。
 さらにWCPFCの財政、事務局組織や科学委員会の構造が合意された。
 北委員会を含む委員会の手続規則案は今回は合意に至らず、第7回準備会合で採択される見込みとなった。第7回準備会合は2004年12月に開催予定。【水産庁】

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