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環境ニュース[国内]

大津市の歴史的風土保存区域指定を答申 社会資本整備審議会

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2004.04.20 【情報源】国土交通省/2004.04.19 発表

 国土交通省の社会資本整備審議会は同省から諮問されていた、大津市の古都保存の方向性に関する審議のうち、歴史的風土保存区域として(1)比叡山・坂本地区、(2)近江大津京跡地区、(3)園城寺地区、(4)音羽山地区、(5)石山寺地区−−計約4,557ヘクタールを指定するとの答申を平成16年4月19日に行った。
 滋賀県大津市は天智天皇の近江大津宮が置かれ、世界遺産に登録されている延暦寺など仏教文化の中核をなした主要寺社が集まっている地域。またこれらの文化的資産の大半は、比叡山、長等山、音羽山、伽藍山と連なる山並や東側に広がる琵琶湖と一体となった歴史的風土を形成している。
 今回歴史的風土保存区域に指定された5地区の範囲は、京都市の歴史的風土保存区域との連携、歴史的風土を形成している自然環境とその周辺地域の一体的保全−−などの要因を配慮しながら選定され、15年12月5日から26日まで実施していた一般からの意見募集結果も考慮した上で決定された。
 なお歴史的風土保存区域に指定されると、地区内の(1)建築物の新築、改築、増築、(2)宅地造成、土地開墾、(3)木竹の伐採、(4)土石類の採取−−にあたって県知事に届出が義務づけられるなど保全措置が講じられることになるが、指定案への意見募集時に、琵琶湖疏水の維持管理作業を迅速に行う必要があるとの意見が寄せられたことから、案の段階では指定地区に含まれていた琵琶湖疏水の鹿関橋から上流が最終的な指定では外されている。【国土交通省】

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