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環境ニュース[国内]

CDM・JI実現可能性調査の2004年度募集を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.04.13 【情報源】環境省/2004.04.13 発表

 環境省は、温暖化対策としてのクリーン開発メカニズム(CDM)・JI(共同実施)の実現可能性調査の対象として、日本の企業、NGOが途上国や市場経済移行国で実施している温室効果ガス排出削減・吸収源強化プロジェクト案件を2004年度も募集することにした。
 CDMとJIは、京都議定書に盛り込まれた市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の中の制度で、CDMは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。また、JIは先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
 環境省の調査は、効果の高いプロジェクト案件の発掘や、CDMやJIに関する国内的・国際的ルールづくりのための情報収集を目的としたもので、1999年から毎年度実施されているが、2003年度まで選定した各案件はさまざまな問題があり、事業化まで至ることが困難な状況。
 このため2004年度の案件審査では、事業の具体化がより進捗している案件を優先的に採択したい考えで、そのことを明確にするために、応募分類を(1)新規、(2)2003年度からの継続、(3)プロジェクト設計書(PDD:ProjectDesign Document)案作成、有効化審査の実施準備段階−−の3分類に分けて募集する方針。
 なお採択予定数は20件程度、交付金額は1件あたり年間3,000万円が上限(継続案件は上限2,000万円)で、いずれも2003年度と同程度。募集期間は2004年4月13日から年5月11日午後5時(厳守)まで。【環境省】

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