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環境ニュース[国内]

UNEP・欧州環境庁 北極地域の環境に関する新しい報告書を公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2004.03.31 【情報源】/2004.03.15 発表

 UNEPと欧州環境庁(EEA)は、北極地域の環境に関する新しい報告書「北極の環境:欧州の視点」を公表した。この報告書は、ノルウェーのUNEP・GRID・アレンダル・センターの専門家によってまとめられた。
 報告書は、北極地域では、産業活動により、独特の環境や先住民族の人々への脅威が増大していると警鐘を鳴らす。これらの脅威には、野生生物の生息地の破壊、漁業資源の過剰な捕獲、自然資源の持続可能でない利用、気候変動による野生生物種の減少や絶滅、生物中の汚染物質などがあげられている。また、先住民族は何千年もの間、持続可能な方法で自然資源を利用して生活してきたが、今日では、工業国が主にそれらの自然資源を使い、汚染物質を排出している。先住民族はわずかな恩恵に浴するだけで、悪影響に苦しんでいるという。
 報告書は、北極地域に焦点を当て、EU第2次北部地域行動計画(2004-2006年)の実施に貢献することを目指している。【UNEP】

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