首都圏の自然環境保全・再生の方向性示す「グランドデザイン」を公表

　国土交通省は関係省庁や都県市と協力しながら首都圏で自然環境の保全、再生、創出に取り組んでいくための方向性を示した「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン」を平成１６年３月１５日までにまとめた。
　この「グランドデザイン」は（１）首都圏の自然環境に関して１４の基本目標を設定するとともに、（２）各関係主体が共有すべき目標像として首都圏における都市環境インフラの将来像を提示。さらに（３）将来像の実現に向けて取り組むべき施策や多様な主体の役割分担を示す「行動方針」をまとめている。
　なお１４の基本目標は、（一）生物多様性保全の場提供機能、（二）人と自然とのふれあいの場提供機能、（三）良好な景観提供機能、（四）都市環境負荷調整機能、（五）防災機能－－の５つの機能に即して設定されている。【国土交通省】