一般財団法人環境イノベーション情報機構
途上国若手環境行政担当者向け水俣病普及啓発セミナーを開催へ
【健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2004.03.15 【情報源】環境省/2004.03.12 発表
環境省は平成16年3月15日から18日にかけ、熊本県水俣市で開発途上国の行政担当者に向けた水俣病経験を伝えるための普及啓発セミナーを開催することにした。環境省は開発途上国に水俣病の経験から得た公害対策の必要性を伝えるため、平成8年度からこれまでに、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ベトナムで「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきた。
今回のセミナーは、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、シンガポール、マレーシア、韓国の7か国の若手環境行政担当者14名を水俣地域に招聘し実施するもの。
プログラムとしてはビデオ「水俣病〜悲惨な経験をふまえて」の放映、水俣病語り部による講話、重症心身障害児(者)施設水俣市立明水園や(財)水俣病センター相思社、水俣湾の見学、水俣市・環境省職員による講義−−などが予定されている。【環境省】