一般財団法人環境イノベーション情報機構
13年度のごみ・し尿の排出・処理状況を公表 ごみ総排出量5,210万トンに
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2004.03.02 【情報源】環境省/2004.03.01 発表
環境省は平成16年3月1日付けで、13年度の全国の一般廃棄物(ごみ・し尿)排出・処理状況の調査結果を公表した。13年度の一般廃棄物の総排出量は、12年度の5,236万トンより減少した5,210万トンで、1人1日あたりのごみ排出量は1,124グラム(12年度1,132グラム)となった。一般廃棄物の排出量は、ここ数年ほぼ横ばい傾向が続いている。
一方、市町村による再資源化量と住民の資源回収量をあわせた再生利用量は、12年度の786万トンより増加し825万トンとなり、リサイクル率も12年度の14.3%から15.0%に増加した。リサイクル率は、この10年間毎年1%程度ずつ着実に増加しており、13年度もこの傾向が継続したといえる。
なおリサイクル率の増加を受け、最終的処分量は12年度の1,051万トンからやや減少し、995万トンとなっていたが、一般廃棄物最終処分場の残余容量総計が1億5,261万立方メートル、残余年数12.5年であることを考えると、依然として厳しい状況だ。
し尿処理については、総人口1億2,701万人のうち、下水道を利用している人の数は7,357万人(57.9%)、浄化槽を利用している人の数が3,405万人(26.8%)、水洗化されていないトイレを使っている人の数が1,938万人(15.3%)であることが判明した。【環境省】