一般財団法人環境イノベーション情報機構
ディーゼル車の窒素酸化物対策新技術・尿素SCRシステム技術検討会を設置
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.12.18 【情報源】国土交通省/2003.12.18 発表
国土交通省は、ディーゼル車の窒素酸化物の低減技術の1つ尿素SCRシステムについての技術検討会を設置し、平成15年12月18日に第1回検討会を開催した。尿素SCRシステムは17年度から開始される新長期排出ガス規制の対応技術の1つとして実用化が期待されているが、アンモニアが排出される可能性があること、尿素水欠乏時に窒素酸化物が低減されないことなど、事前に解決すべき技術的課題が残されている。
この検討会は独立行政法人交通安全環境研究所に委託により実施され、尿素SCRシステムが備えるべき技術的要件の調査を行う。
また国土交通省では、この検討会の検討結果を踏まえ、16年度以降世界に先駆けて尿素SCRシステムの技術基準を整備したい考え。【国土交通省】