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環境ニュース[国内]

14年度下半期のカーエアコンからのフロン量回収率、29%にとどまる

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2003.12.04 【情報源】経済産業省/2003.12.03 発表

 経済産業省と環境省は平成15年12月3日、フロン回収破壊法に基づき、14年10月1日から15年3月末までに使用済み自動車のカーエアコンから回収されたフロン類の量が約389トンに達したと公表した。
 フロン回収破壊法に基づくカーエアコンからのフロン回収は14年10月から実施されている。
 今回の集計では回収されたフロン類の総計が約389トン、フロンの種類別では、CFC(クロロフルオロカーボン)約283トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約107トンが報告されており、回収量のうち、破壊処理のために自動車製造業者に引き渡された量は約164トン(約42%)、再利用量は約113トン(約29%)、14年度末時点でフロン類回収業者が保管していた量が約114トン(約29%)となっている。
 なお14年10月1日から15年3月末までの半年間に廃車となった自動車台数が約194万台、これらのカーエアコンに含まれていたフロン類が計1,358トン(CFC1,001トン、HFC357トン)と推計されることと考えあわせると、今回報告された回収量は廃車に存在していたフロン類の29%に過ぎず、破壊処理も12%しか実施されていないことになる。
 なお経済産業省と環境省は今後各自治体による立入検査を強化するとともに、フロン回収破壊法の遵守が周知徹底されるよう、広報活動を続け、回収量を増やしていきたいとしている。【経済産業省】

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