第１２回環日本海環境協力会議が富山で開催　

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.11.26 【情報源】環境省／2003.11.25 発表

　２００３年１１月２４・２５日の両日、富山県富山市の名鉄トヤマホテルで第１２回環日本海環境協力会議（ＮＥＡＣ）が開催された。
　環日本海環境協力会議は、日本、中国、韓国、モンゴル、ロシアの５か国が、北東アジアの環境問題に関する情報交換や政策対話を行う場として１９９２年以来毎年開催されているもので、今回の会議にも各国の政府・地方自治体の環境保全担当者、研究機関の専門家、国連環境計画アジア・太平洋地域事務所（ＵＮＥＰ／ＲＯＡＰ）関係者などが参加した。
　会議では（１）海洋環境保全、（２）循環型社会の形成、（３）地方公共団体を中心とした北東アジア地域の環境協力−−の３つのセッションを開催したほか、２４日には公開シンポジウム「黄砂を取り巻く各国の現状」、２６日には富山市エコタウンの視察なども実施された。
　このうち北東アジア地域の環境協力のセッションでは、参加国の地方自治体が率先して国際環境協力を推進している事例が紹介され、このような取り組みについての情報交換が重要であることが確認された。
　なお会議全体を通じての議論の成果は議長総括としてとりまとめられ、２５日に採択された。【環境省】