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環境ニュース[国内]

14年度末時点の全国のPCB廃棄物保管・使用状況を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.10.29 【情報源】環境省/2003.10.24 発表

 環境省は平成14年3月31日現在のPCB廃棄物などの保管状況と使用状況の全国集計結果をまとめ、15年10月24日付けで公表した。
 この集計は事業者から都道府県(保健所設置市を含む)に対し届け出されているPCB廃棄物の保管量とPCBが使用されている製品の使用状況を、(1)高圧トランス、(2)高圧コンデンサ、(3)低圧トランス、(4)低圧コンデンサ、(5)柱上トランス、(6)安定器、(7)PCB、(8)PCBを含む油、(9)感圧複写紙(ノーカーボン紙)、(10)ウエス、(11)汚泥、(12)その他の機器−−の12区分ごとにとりまとめたもの。
 このうち廃棄物保管量(重量、台数ベース)については、高圧コンデンサ、感圧複写紙、PCB以外の9項目が13年度集計結果より増加したが、使用量(重量、台数ベース)のほうは低圧トランス、柱上トランス、安定器、その他の機器の4項目で13年度集計結果より減少しており(感圧複写紙、ウエス汚泥はデータなし。PCBを含む油は13年度と同一)、「保管量は全体として増加傾向にあり、使用量は減少傾向にある」とまとめた。
 環境省はこのような結果が出た要因として、(1)PCB特別措置法の施行でこれまで把握されていなかったPCB廃棄物の把握が進んだこと、(2)使用から保管への切り替えが進んだこと−−の2つをあげている。
 なお環境省ではPCB廃棄物の数量の確実な把握を一層進めるために、15年10月24日付けで都道府県に対し、PCB特別措置法に基づく届出制度の周知と、事業者に適正な保管についての指導を徹底するよう要請を行った。【環境省】

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