一般財団法人環境イノベーション情報機構
京阪神圏での静脈物流システム構築に関する調査開始へ
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.10.06 【情報源】国土交通省/2003.10.06 発表
国土交通省は平成15年度予算で認められた京阪神圏での「ゴミゼロ型都市形成のための静脈物流システム構築に関する調査」を実施するために、全体検討会を設置し、その第1回会合を15年10月8日に開催することにした。国土交通省では14年度に首都圏での「ゴミゼロ型都市形成のための静脈物流システム構築に関する調査」を実施していたが、この14年度調査では川崎臨海部に首都圏から鉄道やトラックを利用して廃プラスチックを運搬する実証実験を実施し、その結果を踏まえたコスト・環境改善効果などに関するシミュレーションを行ったほか、鉄道の活用を想定した首都圏での静脈物流システムのあり方を幅広い視点から検討、今後政策立案を進めるべき方向性を示した。
京阪神圏を対象にした今回の調査では京阪神の鉄道、海運、トラック共同輸送などを活用した環境負荷低減型静脈物流システムのあり方について検討するとともに、その実現のための制度や枠組みづくり、物流拠点施設の整備、物流を支える情報システムの構築などについての課題を整理し、環境省などの関係省庁や国土交通省関係部局との議論を進める予定だ。【国土交通省】