一般財団法人環境イノベーション情報機構
農水省が魅力的な農山漁村づくりの施策方針「水とみどりの『美の里』プラン21」を公表
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2003.09.05 【情報源】農林水産省/2003.09.05 発表
農林水産省は平成15年9月5日までに、魅力的な農山漁村づくりにあたっての同省の施策の方向性を示した「水とみどりの『美の里』プラン21」をまとめ、公表した。このプランは(1)農地・森林と構造物の空間的調和、(2)健全で豊かな自然環境や景観の保全、(3)伝統文化に根ざした地域社会の維持、(4)農山漁村の魅力を活かした都市との交流−−の4点を施策の基本的視点に据え、具体的な施策として、(1)農林水産関連事業を実施する際に原則的に景観に配慮すること、(2)農山漁村の景観形成のために、具体的数値目標を掲げ取組みを推めること、(3)地域の景観の点検、(4)農村景観の法的規制の検証−−に取り組むことが示されている。
このうち具体的な数値目標としては、「5年間のうちに全国50地区で美しい農村づくりのモデル事業を実施する」、「平成17年度までに450団体が森林ボランティアネットワークに加入する」「平成18年度までに約5,000ヘクタールの干潟を造成する」などの内容があげられている。【農林水産省】