一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府の事務・事業で排出された温室効果ガス、14年度は13年度より0.4%増
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.09.02 【情報源】環境省/2003.09.02 発表
環境省は平成15年8月28日、平成14年度に政府の事務・事業に伴い排出された温室効果ガスの総排出量を集計した結果、二酸化炭素換算で197万6,622トンにのぼったと発表した。13年度の排出量(二酸化炭素換算で196万8,838トン)と比べると0.4%増えている。今回の集計は平成14年7月に閣議決定された、「政府の事務・事業による温室効果ガス排出削減のための実行計画」に基づいて行われたもの。
この実行計画では「平成18年度までに13年度比で温室効果ガスを7%削減する」という数値目標を設定しており、この目標と考え合わせると1年で0.4%増加した今回の結果は望ましい成果とはいえない。
このため環境省は各府省に対して、13年度よりも増加している公用車の燃料使用量、用紙類の使用量、廃棄物量について、職員1人1人に状況を正しく認識させることを求めるとともに、公共輸送機関の利用奨励や使用済み用紙の裏紙使用、分別回収の徹底などの取組みを強化する必要があると指摘した。
同省としては引き続き、定期的に実績数値を把握・評価していき、温室効果ガス削減に向けて細かい進行管理を行っていく方針。【環境省】