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環境ニュース[国内]

廃車処理に関する政令を制定

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.08.25 【情報源】/2003.08.05 発表

 EUの廃車指令(2000/53)をフランス国内で実施するため、自動車製造及び廃車処理に関するデクレ(政令)が8月1日付けで制定された。
 このデクレは、廃車の際に出る廃棄物の量や環境影響を減らすため、生産段階から対処するよう自動車メーカーに求める。特に、銅、水銀、カドニウム、クロムなど重金属の使用を削減することが重視される。また、自動車は、分解・汚染除去が簡単にできるよう設計しなければならない。
 さらに、デクレは、部品や素材、液体の回収を容易にするため、廃車の引き取り、解体、汚染除去、スクラップを組織化する。
 そして、業界全体の目標として、2006年1月1日から、リサイクル率が車の重量の80%を超えること、2015年には、リサイクル率が85%を超えることを掲げる。フランスではこの目標は達成されておらず、特に非金属の部分での改善が望まれる。
 なお、生産者責任の原則により、自動車の解体・処理に関するコストは、自動車メーカー及び輸入業者が負担する。
 このデクレにより、自動車産業は、環境に配慮した廃棄物管理のための統合的、近代的な規制の枠組みを持つこととなる。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

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