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環境ニュース[海外]

首都圏での静脈物流システム構築に関する調査結果を公表

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.06.25 【情報源】日本/2003.06.24 発表

 国土交通省が平成14年度に行っていた首都圏での「ゴミゼロ型都市形成のための静脈物流システム構築に関する調査」の結果が平成15年6月24日までにまとまった。
 この調査は「都市再生本部」や「首都圏ゴミゼロ協議会」での議論を踏まえ、臨海部の広域リサイクル施設を核とする、環境負荷低減型の静脈物流システムの構築促進を図ることが目的。
 川崎臨海部に首都圏から鉄道やトラックを利用して廃プラスチックを運搬する実証実験を実施し、その結果を踏まえたコスト・環境改善効果などに関するシミュレーションを行ったほか、鉄道の活用を想定した首都圏での静脈物流システムのあり方を幅広い視点から検討、今後政策立案を進めるべき方向性を示した。
 なお鉄道活用型の物流システムを想定しての政策立案については、(1)廃棄物の広域移動を容易にする法的制度や枠組みの再検討、(2)グリーン物流としてのインセンティブの付与、(3)広域ルートからの廃棄物の収集・積替え実施拠点の立地展開、(4)静脈物流に有効なインフラ整備、(5)グリーン物流のための一貫した情報システム整備−−の5つの視点から課題が整理され、その中から更に効果や実施時期などの視点から必要な政策の絞込みを行った結果、(一)環境改善効果の経済価値を反映した鉄道貨物運賃の導入、(二)二酸化炭素排出量が一定水準以下であるような「グリーン物流」の導入に関する制度の構築、(三)今回の実証実験推進事業の実際の静脈物流への応用−−などの施策を展開していくべきであるとの提案がされている。【国土交通省】

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