一般財団法人環境イノベーション情報機構
河川・湖沼でのダイオキシン類「監視」・「底質対策」実施マニュアルを作成
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.06.12 【情報源】国土交通省/2003.06.11 発表
国土交通省は河川管理者向けの河川・湖沼の「ダイオキシン類常時監視マニュアル」案と「底質ダイオキシン類対策マニュアル」案を平成15年6月11日までにまとめた。このうち、「ダイオキシン類常時監視マニュアル」案は河川や湖沼でダイオキシン類を常時監視する際の(1)監視地点や(2)監視頻度の考え方、(3)測定の精度管理の方法などについてまとめたもので、「底質ダイオキシン類対策マニュアル」案は監視の結果、環境基準を超えるダイオキシン類が検出された場合の(1)改善対策を行う汚染底質量の確定方法、(2)対策手法・工法の選定についての考え方、(3)対策を実施する際の工事影響防止策、(4)対策実施後の監視のあり方についてまとめたもの。
国土交通省は、一級水系直轄区間でダイオキシン類の監視・対策を実施する場合は、今後これらのマニュアルに沿って取り組む方針。常時監視マニュアルに沿った調査を15年度秋期から全国の約500地点で開始するとしているほか、15年度から実施する工事については底質対策マニュアルの内容を適用する予定だ。【国土交通省】