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環境ニュース[国内]

SARS対策で中国からのハクビシン、タヌキ、イタチアナグマの輸入が事実上禁止に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.06.06 【情報源】厚生労働省/2003.06.05 発表

 2003年5月23日、世界保健機関(WHO)は中国で野生に生息するハクビシン、タヌキ、イタチアナグマから、重症急性呼吸器症候群(SARS)の病原体SARSコロナウイルスに類似のウイルスが分離されたとの報告に基づき、これらの野生動物を取扱う可能性がある人に対し注意喚起を行った。
 なおこの動きを受け、厚生労働省は2003年5月26日付けで全日本動物輸入業者協議会、全国ペット小売業協会に対し、中国産のハクビシン、タヌキ、イタチアナグマの輸入自粛を要請。
 さらに経済産業省とも検討を重ね、「外国為替及び外国貿易法に基づく経済産業省告示」を改正し、中国を原産地・船積地域とするハクビシン、タヌキ、イタチアナグマの輸入者に、あらかじめSARSコロナウイルスを媒介するおそれがないとの厚生労働大臣による確認を義務づけることを決めた。
 なおこの改正は2003年6月6日から施行されたが、現状では厚生労働大臣の確認が不可能であることから、実質的な輸入禁止措置となっている。【厚生労働省】

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