１５年版首都圏白書　都市再生プロジェクトでの自然環境保全の取り組みを紹介

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2003.06.05 【情報源】国土交通省／2003.06.04 発表

　平成１５年６月４日までに、平成１５年版首都圏白書がまとまった。首都圏白書は首都圏整備法に基づき、政府が毎年度国会に対して首都圏整備計画の策定・実施状況を報告するために作成しているもの。
　１５年度の白書のうち環境関連の記事としては、第１章「首都圏整備をめぐる最近の動向」の第１節「首都圏における都市環境インフラの再生〜水と緑と生きものの環〜」の中で、１３年１２月４日に都市再生本部で決定された都市再生プロジェクト「まとまりのある自然環境の保全」を具体的に推進していくために、関係８都県市や関係省庁を構成員とした「自然環境の総点検に関する協議会」が設置され、首都圏での「水と緑のネットワーク」づくりを提唱し、保全・回復すべき自然環境２５地域をリストアップした、同協議会の報告書「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン（中間報告）」が１５年３月にまとめられたことなどが紹介されている。
　また第２章「首都圏の現況」の第４節「環境との共生」では、首都圏の公園・緑地の整備状況、河川・湖沼・東京湾の水質状況や自然再生事業の様子、リサイクルの推進状況などがデータを交えて説明されている。【国土交通省】