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環境ニュース[国内]

鹿西町中部浄化センターの下水汚泥肥料、家庭菜園に使われた事例が判明

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.05.22 【情報源】農林水産省/2003.05.21 発表

 石川県の鹿西(ろくせい)町中部浄化センターが生産している下水汚泥肥料「グリーン・エース」の中から許容基準を大幅に超える水銀が検出された件で、この肥料が街路樹や山林のほかに家庭菜園で使われているケースがあることが新たにわかり、鹿西町から農林水産省に平成15年5月21日付けで報告があった。
 農林水産省は当初「この肥料は食用農作物には使われていないので、ただちに人の健康を害することは考えられない」との見解を示していたが、報告に基づき発表を訂正。
 また鹿西町はこれまで家庭菜園で使ったことがわかっている10名に対し、出来た農作物を食用にしないよう連絡を行なうとした。
 この件では独立行政法人肥飼料検査所が鹿西町中部浄化センターに下水汚泥肥料の出荷停止と出荷した製品の回収を要請したほか、農林水産省も鹿西町中部浄化センターに水銀が許容基準を超えた原因の究明と下水汚泥肥料が使われた地域の土壌調査を要請している。【農林水産省】

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