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環境ニュース[国内]

「国際漁業資源の現況」を14年11月時点の情報に改訂

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.05.22 【情報源】水産庁/2003.05.21 発表

 水産庁はマグロ・カツオ類、サメ類、鯨類、サケ・マス類、外洋性イカ類などの主要な国際漁業資源の資源状態や資源管理方策を魚種別にまとめた最新版の「国際漁業資源の現況」を同庁の漁場資源課国際資源班ホームページに掲載した。
 「国際漁業資源の現況」に掲載された魚種は日本が加盟・参加している地域漁業管理機関で資源評価や管理の対象とされているもの。水産庁ではこれらの魚種について、最新の科学的知見に基づいた資源調査を実施し、資源評価結果などの情報提供を通じて、国際的な資源管理に積極的に貢献することを目指している。
 今回掲載された「国際漁業資源の現況」は14年5月公表版を14年11月現在のより新たな情報に改訂したものだが、1魚種あたりの記述量を増やしたり、国際情勢の変化で掲載魚種が増えたため、総ページ数が14年5月公表版から4倍以上増加し329ページに拡充された。また資源水準や資源傾向を3区分してわかりやすく表示するなど、記事の切り口の工夫もされている。
 報告内容としては商業捕鯨の保留が続いている大型鯨類で、ミンククジラが高位増加、西部北太平洋系群のニタリクジラが中位増加していることが報告されたほか、1993年以降、資源量が激減したため、商業漁業が停止された中央ベーリング海のスケトウダラでいまだに資源回復が認められず、資源が低位水準横ばい傾向にあることなどが報告された。【水産庁】

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