一般財団法人環境イノベーション情報機構
豪州、日本、ニュージーランドが「沖縄イニシアチブ」支持の共同宣言を公表
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.05.21 【情報源】外務省/2003.05.20 発表
オーストラリア、日本、ニュージーランドの3か国の政府は、第3回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)で採択された首脳宣言「沖縄イニシアチブ」の内容を支持し、その実施を太平洋島嶼国と共に取り組むとする共同宣言を発表した。
太平洋・島サミットは日本と太平洋諸島フォーラムメンバー国との首脳レベルでの対話構築を目的とした会議で、第3回の会合は2003年5月16・17日の両日、沖縄県名護市の万国津梁館で開催。会議の成果である「沖縄イニシアチブ」は安全保障強化、教育の改善、保健・衛生の改善、持続可能な貿易と経済成長、安全で持続可能な環境の5項目について参加国が共同で取り組むことを政策目標に掲げている。
今回の3か国共同宣言はこの内容を受け、太平洋島嶼国に援助を行っているこの3か国が太平洋地域の開発について共同政策対話を行っていくとし、特に(1)廃棄物処理の改善などの太平洋島嶼国の環境保全、(2)太平洋島嶼国での基礎教育の改善と南太平洋大学の遠隔教育能力の向上、(3)エイズや重症急性呼吸器症候群(SARS)を含む感染症との闘い、(4)貿易・投資面での民間部門の活動促進、(5)ソロモン諸島とパプアニューギニアのブーゲンビルの紛争後復興計画−−の5分野で調整を行うことが重要性であるとの認識を示している。 【外務省】