北海道自然歩道の路線選定案への意見募集開始

【自然環境 自然公園】 【掲載日】2003.04.21 【情報源】環境省／2003.04.21 発表

　環境省は北海道自然歩道の路線選定案とこれに伴う国立・国定公園の公園計画の変更案を公表し、この案について平成１５年５月１９日まで意見募集を行うことにした。意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付ける。
　今回の案に示された北海道自然歩道は、主に東西横断道と南北縦断道の２ルートから構成されている。東西横断道は起点が北海道函館市若松町、終点が北海道根室市納沙布、一方、南北縦断道は起点が北海道幌泉郡えりも町字えりも岬、終点が北海道稚内市大字宗谷村字大岬で、この２ルートと地域路線をあわせた総延長は４，５８５キロメートルにのぼる見込み。
　また事業主体は北海道で、計画では平成１５年度から２４年度までの１０年間に道が歩道自体や標識類、路傍休憩地の整備を行う予定となっている。
　なおこの歩道整備に伴い、歩道の追加など公園計画の変更案が示されている公園は知床、阿寒、釧路湿原、利尻礼文サロベツ、大雪山、支笏洞爺の各国立公園と、大沼、ニセコ積丹小樽海岸、日高山脈襟裳、網走の各国定公園。
　環境省は寄せられた意見を参考に、６月下旬には中央環境審議会自然環境部会に最終的な変更案を諮問したい考え。【環境省】