一般財団法人環境イノベーション情報機構
外来種に関する報告書を公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.04.07 【情報源】/2003.03.28 発表
自然保護担当のエリオット・モーレイ大臣は、政府の外来種対策に関する報告を歓迎すると発表した。報告書は、政府が2001年に設置したワ−キンググル−プによるもの。報告書は、新たな侵入種(Invasive species)の予防と対策に関して、以下のような事項について勧告する。
−対策のコーディネートの改善
−対策の優先順位付けのためのリスク評価制度の改善
−国民への普及啓発活動や行動規範の導入などの新しい予防手法
−野生生物の監視活動の改善
−新たな侵入種に関する管理手法
−関係者の参加
報告書は、多くの外来種は「侵入」種となっているわけではなく、外来種が、農業、園芸、林業やペット産業など、社会に対して恩恵をもたらしていることも認識している。従って、脅威に対して行動をとっていくということが重要だとする。外来種で侵入種なものの例としては、日本産のイタドリ、アメリカミンクなどが挙げられる。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】